ドライバー仕様
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ブラシレス DC モータの駆動方式
3相全波(又は半波)方式
120°通電法(台形波通電)と 180°通電法(矩形波)とがある。更により正弦波に近い電圧電流波形にするために、PWM 駆動にし高周波をかける制御回路が一般的になっています。この場合、1回転の分解能の高い位置センサー(エンコーダ)方式も必要になってきます。
2相全波(又は半波)方式
90°通電法と 180°通電法とがある。構成素子数が少なく低コストで製作できますが、デッドポイント(不起動点)が生じやすく、その対策が必要になります。汎用のファンモータなどに採用されております。
ステッピングモータの駆動方式
【駆動方式】
ステッピングモータを駆動する場合は、モータの巻線に直流電圧及び電流を順次切りかえて励磁する必要があるため、ステッピングモータ専用のドライバーが必要になります。定電圧駆動回路と定電流駆動回路の二種類があります。
フルステップ方式
ステップ角が基本ステップ角度で駆動する方式です。(2相励磁)
ハーフステップ方式
ステップ角が、基本ステップ角度の 1/2 の角度で駆動する方式です。(1相励磁)
マイクロステップ方式
ステップ角が基本ステップ角度の 1/N の角度で駆動する方式です。モータの巻線に流す電流を電気的手法で N 分解してモータを滑らかにさせる方式です。従って上記が矩形波に対して、正弦波に近い電流波形になり、共振帯は大幅に低減し低速回転時にも低振動な回転になります。
【結線方式】
(1)ユニポーラ方式
モータ巻線に対し一方向の電流を流す駆動方式で回路構成が簡単です。巻線のインダクタンスが低く、高周波域での動作に有利です。
(2)バイポーラ方式
モータ巻線に対し正逆方向に電流を流す駆動方式で回路構成が複雑です。巻線の利用効率が高く、低周波域での高トルクを必要とする場合に有利です。
ドライバー写真
ブラシレス DC モータ用ドライバー(写真右側前方後方各 2 台)
ステッピングモータ用ドライバー (写真左側前方後方各 1 台)
ステッピングモータ用ドライバー (写真左側前方後方各 1 台)